
2021.05.20
お顔の皮がむける「新生児落屑」について
生まれたての赤ちゃんのお肌のことって気になりますよね。写真撮影するとしたら尚更かもしれません。ここでは新生児の生理現象のひとつ「新生児落屑」についてお話しします。

【新生児落屑とは】
「しんせいじらくせつ」と読みます。屑というのは「くず」のこと。新生児から屑が落ちるとは、いったいどういうことなのでしょうか?
赤ちゃんはママのおなかの中にいる間、胎脂と呼ばれる脂分で皮膚を保護しています。生まれたての赤ちゃんが、なんだかベタベタしているのはこのため。誕生すると沐浴で体が洗われますが、そうやって胎脂がとれたあとの皮膚はとても乾燥しやすくなっています。外気にふれて乾燥した肌が「屑」のようになってポロポロと剥がれ落ちるのが、新生児落屑です。
外気に触れる機会の多い手や足などに、特によく見られます。乾燥した皮膚がウロコのようになったり、オブラート状の膜になったりして剥がれ落ちます。新生児落屑は病気ではなく、赤ちゃんの肌の一時的な状態と言えます。
【新生児落屑はいつまで続くの?】
胎脂が取れ、外気に触れた皮膚が剥がれ始めるのは生後2~3日から。赤ちゃんによりますが、1~2週間ほど続くことが多いでしょう。新生児落屑という名前の通り、新生児期の終わりである生後1ヶ月ごろまでにはきれいな状態になってきます。
あと、お肌にブツブツ等ができる「乳児湿疹」も自然な生理現象です。お肌を清潔に保湿することが大切ですね。
ニューボーンフォトの撮影時には、自然な生理現象なのでそのまま残すことをお勧めしています。気になる方はいつでもご相談下さい。
